くらしの情報 > 市政情報 > 鳥羽市長のページ > 中村欣一郎市長の「山椒は小粒でも・・・」 > vol.24 今だから話せる、カビ臭い過去
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更新日:2019年7月1日
昨年、還暦を迎え、気のせいか断捨離やら終活というコトバに目がいくようになってきました。
人生100年時代とはいうものの、あくまで100年の余命があるのは、今この瞬間に生まれた赤ん坊のこと。私の年代に残されているのは、あと二十数年間かな、と思います。
さて、捨てるに捨てられないモノ、みなさんもきっとありますよね。オモチャやぬいぐるみ、アルバムなど思い出の品々、趣味が高じて集めすぎたモノ、他人から見たら「何それ?」って言われそうなモノ。私にもいっぱいありますが、そのうちのひとつに大学生当時に集めていた「スポーツ新聞」があります。高校を卒業して上京し、今のようにインターネットやスマートフォンが普及していなかった当時はラジオや新聞が楽しみのひとつでした。
実は、私はこのスポーツ新聞を溜め込んでしまい、今も捨てることができずに悩んでいます。集めた量はダンボールに5箱くらいあります。まったくバカみたいですね。
当時は熱烈な巨人ファンだったので(今は勝っても負けてもいい巨人ファンですが)、巨人が大勝して見出しの躍動する新聞を中心に集めていました。
先日、そのうちのひとつを開ける機会がありました。今にも虫が這い出してきそうなカビ臭いニオイとともにあの頃の時代が蘇ってきまました。
高田馬場駅のホームから見る夜空、扇情的なまちのネオンサイン、酔っぱらいのサラリーマン、山手線の緑の車両、当時ラジオから流れていた中島みゆきの「ホームにて」のメロディ・・・。今思うとあれは昭和の終わり、経済がバブル崩壊に向かいつつあった頃です。蘇ってくるのは、新聞やジャイアンツのことではなく、その頃の上京したばかりの新宿の光景。
ちょっとお恥ずかしい過去をお話したらスッキリしました。これで心置きなく断捨離できるといいのですが・・・まあ、無理でしょうね。
梅雨が明けたら令和の風にさらして、新しいダンボールに詰め替えることにします。
新しく始まったこのコーナーでは、市長の政策上の考え方や、その時々の話題に沿った思いなどを市長自身が執筆します。
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