くらしの情報 > 市政情報 > 鳥羽市長のページ > 中村欣一郎市長の「山椒は小粒でも・・・」 > vol.10ラジオの向こうの鶴瓶
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更新日:2018年4月1日
今時の中学生や高校生はどんな夜更かしをしているんでしょうか。携帯電話やスマホの出現により、その様子は一変したことと思います。私の時代は、というと、まずラジオの深夜放送が一番オーソドックスな夜更かしでした。
「ミッドナイト東海」はじめ「オールナイトニッポン」、また関東方面の電波を求めて、「ヤングタウン東京」やら「パックインミュージック」など。私はなかでも笑福亭鶴瓶の「ミッドナイト東海」がお気に入りでした。
ある時期には毎週ハガキが読まれる常連となったこともありました。先日、NHK放送文化賞を受賞するなど、名実ともにビッグになってしまいましたが、当時はまだかけ出しの頃で東京進出を果たす前、今思うとブレイク前の名古屋時代でした。
その中で一番心に残っているお話は、彼が落語家を目指す決心をした時のエピソードです。自分はなかなか松鶴師匠への入門の踏ん切りがつかなかったため、「オレ、落語家なるねん、・・・」「俺―――」とまわりの誰彼なく言いふらしたんだそうです。そうして自分を逃げられなくして、言わば背水の陣を敷いて落語界に身を投ずるきっかけをつくりました。
私自身になぞらえると、選挙に出たことが究極の「落語家なるねん」ですが、それ以外でも、日頃から自分の欲しい物、会いたい人、やりたい事を拡散(吹聴)しておくことは大事なことだと思います。そうすることによって思わぬ接点や人脈をまわりの人からいただくことがあるように思います。
約40年前の「オレ、落語家なるねん」という、教訓でもなんでもないひと言が、今だに自分の心に響き続けているのも妙な気がします。
この春から、新しいステージで活動する皆さん、参考にしてください。「あれをしたい」「これをしたい」と言い続けていると、自分のやりたい気分が高揚し、必ず協力者が現れます。「これあんた探しとるやつやん?」とか「参考になると思ってとっておいたよ・・」と、物や情報が集まってくるものです。
3月の議会で新年度予算も通りました。鶴瓶の「落語家なるねん」は、私の「海藻やるねん」、「中央公園やるねん」、「鳥羽びと活躍やるねん」です・・・
新しく始まったこのコーナーでは、市長の政策上の考え方や、その時々の話題に沿った思いなどを市長自身が執筆します。
そして、市民のみなさんからいただいた感想やご意見をこの「通信ボックス」で紹介したり、改めて市長からご返事を掲載しながら、双方向の意見交換をしたいと思います。みなさんの積極的なご参加をお願いします。
総務課秘書広報係(〒517-0011鳥羽市鳥羽三丁目1番1号、FAX0599-26-2474)または、市のホームページ(http://www.city.toba.mie.jp/top.html)のトップページの「ご意見・ご質問」へ。
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