くらしの情報 > 市政情報 > 鳥羽市長のページ > 中村欣一郎市長の「山椒は小粒でも・・・」 > vol.18ぶらじる丸とガリバー
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更新日:2018年12月1日
みなさんは佐田浜にあったぶらじる丸を憶えていますか?かつて日本とブラジルを行き来する移民船として活躍したあのぶらじる丸です。第二の人生として、海上パビリオンになり、鳥羽の駅前にでんと構えていました。
ブラジルの移民船としての展示はもちろんのこと、レストランや土産店などがあり、一時は鳥羽水族館やミキモト真珠島と並んで、海沿いの人気施設でした。オープン当時高校生だった私も、先着何名様というTシャツ欲しさに朝早くから友達と行列を作ったものです。大きさは約1万トンで、1974年に鳥羽へ来てから1996年に上海へえい航されていくまで、設置されたのは現在の鳥羽マルシェの前です。当時は「海が見えなくなる」などといった景観論争もあったそうですが、ある種このまちの顔でもありました。
(当時の観光パンフレットより)
そして写真の右側。ぶらじる丸の後部に座っているのが見えるでしょうか。そうです、市民の森公園にいる高さ6メートル幅12メートルもある、子どもたちに人気の遊具ガリバーです。ガリバーはかつてぶらじる丸の甲板にいたのです。見方によっては少々キモカワイイといわれるこのガリバー、右腕がすべり台になっていて、幼い子どもたちには大人気。ぶらじる丸の前にも和歌山県の公園で利用されていたとのことなので、今や第三の人生を謳歌しています。
そしてこのたびうれしいニュースが。鳥羽ロータリークラブさんが創立55周年を記念して、少々色褪せたガリバーに化粧直しをしてくれるのだそうです。鳥羽の子どもたちのコミュニケーションの場として、再構築したいとのことです。今やガリバーで遊んでいた子どもたちが親世代となっているので、その両方の世代の交流の場としてさらに魅力アップすることでしょう。
ちなみに、ぶらじる丸のその後は、解体のために一旦上海へえい航されていきましたが、それから広東省湛江市で海上パビリオンとして、こちらも第三の人生を謳歌しているそうです。まさに「リノベーション」ですね!
ライトアップして幻想的に撮られたガリバー
(デパートの屋上の遊具など、面白いものを探して撮り歩くフォトグラファーキトウフジオさんの写真をお借りしました)
新しく始まったこのコーナーでは、市長の政策上の考え方や、その時々の話題に沿った思いなどを市長自身が執筆します。
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