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くらしの情報 > 市政情報 > 鳥羽市長のページ > 施政方針(平成31年2月27日会議)

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更新日:2019年6月7日

施政方針(平成31年)

平成31年2月27日会議において

はじめに

 議長のお許しを得ましたので、平成31年度当初予算を含めました諸議案の説明に先立ち、市政運営に関する私の基本的な考えをご説明申し上げます。

一陽来復

 昨年は、前市長時代から4年ぶりとなる地区懇談会を開催し、各地区を廻らせていただくなかで、市民の皆様から様々なご意見やご要望をお聞きすることができました。人口が減り続けている問題、獣害による田畑への被害、南海トラフを震源とした大規模地震津波への備えなど、まさに課題が山積しております。

 防災対策でよく使われる言葉に「自助・共助・公助」という言葉がございます。言葉の由来は諸説ございますが、江戸時代の米沢藩主 上杉鷹山による「自助・互助・扶助」の三助が起源とも言われております。「自助」は自分自身を助けること、「互助」は近隣住民で助け合うこと、「扶助」は藩が助けに乗り出すという意味です。上杉鷹山は財政が破綻していた当時の藩をこの三助の精神により 奇跡的に立て直したと伝えられております。

 昨年10月に決定しました当初予算編成方針では、歳入予算が厳しい見込みとなったことから、施策の推進と持続可能で安定的な財政運営の両立を図るため、経常経費95%シーリングや補助金 一律2割削減等をさせていただきました。

 私としては、このような状況ゆえ、先ほどの「自助・互助・扶助」の三助の精神により、小さな市だからこそお互いが助け合い、地域に暮らす方々が自分なりの幸福感を見つけられる生き方を応援する市政運営を進めてまいりたいと思います。

 このことから、新年度の当初予算を『一陽来復(いちようらいふく)予算』と命名させていただきました。一陽来復とは、「冬が去り、春がくること。不遇のあとで、幸運に向かっていくこと。」との意味です。新年度は、財政的に厳しい状況ではありますが、地域に春をもたらし、元号も変わることで新しい時代を迎える予算にしたいとの願いを込めております。

 後ほど主要な施策につきましては、ご説明させていただきますが、一端を申し述べますとハード事業につきましては、市民の安全安心のための消防庁舎建設や「みえとこわか国体」のための市民体育館改修など、拠点整備の充実が具現化する年となります。また、ソフト事業につきましては、これまでの人口減少を食い止めるための施策に加え、決算委員会で政策提言をいただきました獣害対策事業の拡充、鳥羽商船高等専門学校との地域連携によるAI活用やアプリ開発等のスマート化、クルーズ船誘致や海外で海女文化を情報発信する観光インバウンド対策など、新しいステージでの取組みにも積極的に予算計上しております。その他、地域自らが活躍し、地域力を維持出来るような取組みへの対応としまして、鳥羽高校活性化支援事業や地域生活推進事業による移動販売車実証実験などの新しい取組みのほか、引き続き地域共生社会の実現やとばびと活躍プロジェクトにも力を注いでいく所存です。

平成31年度当初予算編成の考え方

 それでは、平成31年度当初予算についてご説明申し上げます。
 平成31年度当初予算の編成に当たっては、「第五次鳥羽市総合計画」に示す‘真珠のようにきらり輝く鳥羽’を目指してまちづくりを進めているなか、平成31年度は後期基本計画の残り2年度にあたることから、総合計画で目指すまちづくり指標の達成に向け着実に推進してまいります。また、平成31年度を目標年度とした「鳥羽市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、5か年戦略として取り組んでいるところであることから、重要業績評価指標(KPI)による実績値の進展度も留意しながら新年度予算(案)を調製したところです。
 それでは、予算編成の基本方針に掲げた重点施策を中心にご説明いたします。

 

 一点目は、転入増加・転出抑制に資する施策であります。
 「鳥羽市人口ビジョン・人口分析に関する報告」にある、2040年に人口約1万5千人確保を目指すことを目標として、合計特殊出生率を2035年までに「希望出生率」である2.03に引き上げることと、39歳まで男女の転入増加、転出抑制に資する施策として、昨年同様、定住応援事業奨励金を補助することや、移住相談支援、移住希望者と地元住民との交流機会の創出、移住体験ツアー等を実施してまいります。
 また、漁業後継者の確保や移住定住促進を図るための漁業体験の実施、移住して起業しようとする人への施設整備に対する補助、空き家バンクや短期お試し住宅の利活用等、就労支援と移住に向けた環境整備にも取組んでまいります。

 二点目は、地域経済の循環を高めるための施策であります。
 地域経済循環とは、地域内企業の経済活動を通じて生産された付加価値が、地元で働く人や地元の企業の所得として分配され、消費や投資として地元で支出されて、再び地域内の企業に戻って流れることを指します。
 具体的には、鳥羽磯部漁業協同組合が整備する黒海苔加工施設への支援や、中小企業支援としてサービス産業の生産性向上にかかる指導の充実、アワビの増殖や大型化の実験、水産資源の新たな魅力づくりといった漁業と観光の連携、中心市街地の賑わい・魅力創出や海女文化の海外への情報発信、とばびと活躍プロジェクトを通じて鳥羽の人が鳥羽で活きいき働けるマッチングをすること、インバウンド対策等を実施することにより、地域経済が還流することを目指してまいります。

 三点目は、農林水産業のスマート化やAI・ロボット等の活用を推進する施策であります。
 本市におきましては、近年、獣害対策は解決に頭を悩ます問題ではありますが、ICTを活用した獣害対策を拡充してまいります。また、鳥羽商船高等専門学校の学生チームが開発した「AI(愛)ウオーター」というアプリを園芸センターに導入してまいります。その他、ICTを活用した離島への多言語観光案内システムを構築し、離島への誘客促進と定期船の利用者を増やしていきたいと思います。また、クルーズ船の外国人乗船客に向け、ICT・AIを活用したリアルタイムな混雑マップを制作するなど、スマート化を推進してまいります。

 四点目は、地域共生社会の実現やとばびと活躍プロジェクトを推進するための施策であります。
 昨年に引き続き、雇用環境改善に向けた就労促進業務や宿泊業就労体験バスツアーの実施、子どもたちの郷土学習の推進などを実施するほか、地元商店が撤退した地区の買い物弱者を支援するため、新たに移動販売車の実証実験を行ってまいります。

 以上、平成31年度に取り組む重点施策の大要についてご説明いたしましたが、重点施策以外の主な事業といたしまして、まずハード事業では、地域の交流拠点として魅力ある公園に再整備するための鳥羽中央公園の改修実施設計を行うほか、地区懇談会でご要望がありました市民文化会館のトイレを改修することや菅島 連絡所を菅島コミュニティアリーナへ移転する工事などを行ってまいります。次に、ソフト事業につきましては、第6次鳥羽市総合計画を二か年にかけて策定するほか、産後うつの予防など産婦健康診査の実施や、海の博物館に設置された三重大学海女研究センターと共に海女漁村の景観分析調査などの新規事業を行ってまいります。

新年度予算の概要

 それでは、当初予算(案)の概要につきまして申し述べます。
 重点施策を中心に編成しました平成31年度の歳入歳出予算は、一般会計が113億8,700万円で、前年度より4億8,700万円、4.5%増となりました。また、一般会計、特別会計及び企業会計で総額203億8,469万5千円となり、前年度より7億3,216万5千円、3.7%増となっております。

(条例議案説明省略)

 

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