新型コロナウイルス感染症に関する市民の皆さまへの呼びかけ（12月5日）

市長の中村欣一郎です。

今回は、コロナウイルス感染症患者に関する情報発信と個人情報の保護という2つの考え方について、少しご説明させていただきます。

これまで、鳥羽市で感染症患者は発生しておりませんが、どこのどんな人がどうやって感染したのかという情報を三重県が公表しておりますので、市でもホームページを通じて常時その情報をお伝えしております。 もし、市職員が感染した場合や、市内の小中学校・幼稚園・保育所の児童・生徒・職員などが感染した場合は、地域への影響も大きいことから、感染症患者の発生情報だけでなく、施設名と今後の対応を公表してまいります。 その一方で、行政としましては、感染された市民やご家族の人権と生活の安心を守る必要がございます。現在三重県が公表している情報の内容には氏名や住所、勤務先等の個人情報を含んでおりませんが、これは「感染症を予防するための啓発」と「患者や家族の人権」を考えた結果となっております。

市においても、もし市民の皆様に感染症患者が発生しても、県の公表内容を超える個人情報をお伝えすることはありません。この点はなにとぞご理解いただき、感染者の特定や誹謗中傷につながらないよう、正しい情報のもと、同じ市民として心ある行動をお願い申し上げます。

令和2年12月5日

鳥羽市長