令和4年2月定例記者会見

更新日:2022年03月31日

令和3年度 市長定例記者会見。市章や市長の写真、市の形状などが背景にデザインされている。

定例記者会見資料を掲載いたします。

令和4年2月定例記者会見日時:令和4年2月25日(金曜日)

1.令和4年3月1日鳥羽市議会会議提出議案について

記者からの質問・回答

質疑なし

2.令和4年度当初予算について

記者からの質問・回答

質問:犯罪被害者等支援事業について、鳥羽独自の取り組みはあるか。

回答:県内各地で条例が制定されており、鳥羽警察署管内では鳥羽市と志摩市が令和4年4月1日から施行する予定です。取り組み内容については、他市とほぼ同じ内容です。

質問:「コロナの収束後を見据えた予算」と言われたが、特徴的な事業はあるか。

市長:収束後と言うと、やはり観光関連の事業だと思います。

質問:地域共生パッケージには、具体的にどういう事業が上がっているか。

回答:予算説明資料P.3に10事業記載しています。

質問:オンライン診療を継続して実施することについて所感は。

市長:たくさん事例がある訳ではないので、いろいろなところから注目もされていますし、鳥羽市はたまたま離島ですが中山間地域などでも活用、横展開できる事業だと思っています。先に先行してオンライン診療に取り組んでいる地域としては、責任も感じていますし、しっかり定着、実現、継続できるよう頑張っていきたいと思います。

質問:市の単独事業としては新年度で2年目になるが今後も継続していくのか。

市長:始めた以上は止められないと思っています。

質問:コロナで地域経済が大変だという声があるが、歳入の法人市民税が増額となっているがどのように受け止めているか。

回答:新型コロナウイルス感染症の影響については、税務課で各事業所等の調査を行っていますが、状況的には意外と法人所得的には落ちていない事業所が見当たり、法人市民税も落ちる見込みではないということで、増額で予算計上しました。

質問:新年度予算で目玉となる事業は何か。

市長:地域共生社会と海のシリコンバレー、コンパクトプラスネットワークが大きな三つの柱になります。地域共生社会については、小さな事業の寄せ集めのようなところがあります。例えば高齢者へのデジタル機器の使い方指導には集落支援員を活用しますが、それはあくまでも切り口であって、その後も集落支援員が地域の活性化のために高齢者と関わっていくという狙いも含めているのは他所にはないことだと思います。また、兼六芋を活用した農業振興事業についても単なる農業製品の生産ではなく、地域の高齢者の活躍や耕作放棄地の回復など地域共生の観点から取り組もうと思っていますし、空き家の利活用については、移住定住も含めて、使われていない空き家に命を吹き込むという観点で取り組みます。それが地域共生社会の狙いです。海のシリコンバレーについては、海洋教育と水産研究所の利活用を漁業と観光の振興につなげていくということです。そして、コンパクトプラスネットワークについては、オンライン診療やグループ診療を進めていくことと、中学校の統合に合わせて通学する子どもたちが困らないように通学路を整備していくことは、ネットワークを整備にあたると思います。また、公共施設の除却などもイメージ的にはマイナスですが、しっかり取り組んでいきます。

生涯スポーツ振興事業について

質問:生涯スポーツ振興事業はフェンシングに特化した予算か。

回答:フェンシング競技に特化した予算になります。

質問:それについて市長の所感は。

市長:オリンピック金メダルのレガシーと言いますか、こんないい機会はないと思っています。オリンピック後に山田選手に来ていただいてトークやフェンシング教室などを開催しましたが、老若男女いろいろな人に楽しんでいただけたと思います。彼の人柄も併せて、これから定着させていくのに希望を感じられた競技だと思っています。

質問:フェンシング競技に特化して予算を付けるのは初めてか。

回答:令和3年度も普及事業は実施していますが、今回初めて特化して計上しています。

質問:フェンシングの大会は山田選手の名前を付けたりするのか。

教育長:大会名は決まっておりませんが、鳥羽カップになるのか、山田杯になるのか検討しながら、9月に新規の大会を全国から選手をお招きして開催したいと考えています。

質問:全国大会というのはチャンバラフェンシングではなくフェンシングを行うのか。

教育長:二刀流でやりたいと思っています。市民が参加できる普及啓発用としてチャンバラフェンシングを行うほか、初心者向けの大会と合わせて、全国から選手を募集しながらフェンシング大会を開催したいと思っています。初めてのことですし、コロナのこともありますので規模等は決まっていませんが、できれば全国規模の大会にしたいと考えています。

質問:大会の開催経費が予算額に盛り込まれているか。

教育長:大会運営費が盛り込まれています。併せてフェンシング文化を鳥羽市に定着させるために、鳥羽東中学校に来年度、フェンシング部を創設します。社会スポーツとしてのフェンシングクラブ、中学校のフェンシング部、そして鳥羽高校にも優秀な選手を輩出しているクラブがありますので、連携を図っていきたいと思っています。

質問:鳥羽東中学校には今までフェンシング部は無かったのか。

教育長:ありませんでした。公立では全国的には長野県に例があると聞いていますが、中学校に正規のフェンシング部があるというのは非常に珍しいです。

質問:こどもたちは知っているか。

教育長:今、チラシを作っています。3月3日に配布予定です。

質問:フェンシング部の創設は別途予算計上しているか。

教育長:用具費等が必要になりますので、後援会等からも一定の支出をしたいと考えています。この予算には入っていませんが、何らかの形で鳥羽東中学校フェンシング部を応援していきたいと思っています。

質問:市内の中学校は何校あるか。

教育長:来年度から4校になります。

質問:なぜ鳥羽東中学校にフェンシング部を創設するのか。

教育長:山田選手も所属していたジュニアのフェンシングクラブが、近くの鳥羽高校で活動していますし、統合計画がありますが将来的に名前が変わるにしても鳥羽東中学校は残りますので、ここに持続可能な部活を創設します。

質問:フェンシングに関する事業について市長の所感は。

市長:山田選手以外にも彼の後輩で、国際レベルで活躍している選手もいますし、その下の高校、あるいは中学校、小学校など全ての年代でフェンシングを始めている方がいます。オリンピックが終わってから鳥羽東中学校でクラブができないかという声も随分聞いておりましたので、それに応えることができて良かったと思っています。全国的にも稀なクラブの創設になりますので、またこれが鳥羽市の魅力を発信する一つになればいいと思います。

質問:フェンシングで盛り上がっている鳥羽市ということか。

市長:そうです。フェンシングだけではないですが、フェンシングも真珠や海女と並ぶような別の分野の魅力になればと思います。

質問:全国大会には山田選手にも関わってもらうのか。

教育長:今もヨーロッパ遠征に行かれていますが、山田選手のスケジュールが非常に見えにくいところがあります。機会があれば指導などで関わっていただければと思っています。もしかしたら選手として参加していただくかもしれませんが、全く未定の状況です。

質問:鳥羽市内のフェンシングの競技人口は。

回答:まだまだ少ないですが、小学生が約10名、中学生と高校生が数名います。

質問:社会人はいないか。

回答:フェンシングクラブの指導等に入っていただいている方が3名ほどいます。教育委員会の職員の鈴木さんを中心に指導してもらっています。また、鳥羽東中学校の体育教師がフェンシングの国体選手ですが、この方にも入ってもらいながら指導体制を作っています。

旅行商品・プロモーション戦略事業について

質問:大学のゼミの合宿を誘致しようという事業は以前からあるか。

回答:これまではスポーツを中心とした合宿を誘致していましたが、今回はゼミという括りで新たにやっていきます。

質問:どのような発想で生まれた事業か。

回答:もともとはスポーツ施設の活用も含めて合宿等の誘致を観光課でやってきましたが、これからはもっと幅を広げて、様々なゼミやサークルがありますので、鳥羽で宿泊、旅行も兼ねた形で来ていただこうという狙いです。

質問:鳥羽市は10代後半から20代前半の世代にどのようなものを売りにしているか。

市長:海女文化であるとか、環境、水産研究所、なかまちのまちづくりなど、観光というよりはまちづくり、社会課題の解決に向けて、大学が研究に入られている例がこれまでにもたくさんありましたので、そういう意味で観光産業と結び付ければより相乗効果が高いのではないかと考えています。

質問:例えば将棋愛好会などでも対象となるか。

回答:水産研究所で学ぶなど研究を兼ねて市内に泊まっていただくものを想定しています。大学で専門的に学ばれているゼミなどを想定しています。

3.ヤマト運輸株式会社との災害時の物資輸送等の協定締結について

記者からの回答・質問

質疑なし

4.その他

記者からの質問・回答

船津町における太陽光発電施設の工事について

質問:住民の要望に対してどのように対応していくか。

市長:市としては、業者と地元住民のとの説明会等での話し合いが行われて工事が始まっていると思っていますが、それを約束通りやっていただくということが前提だと思っております。先日は約束が守られていないというようなことで言って来られたので、業者の方にはしっかりとした話し合いをしてくださいということを伝えさせていただきました。

質問:それはちゃんと話がついているか。

市長:話が付いているかどうかは分かりません。

質問:指導という形か。

市長:やることをやっていなければ指導になるかと思いますが、やることはやっているけども、住民がやっていないと判断をしているなど食い違いはあるかと思います。何容疑になるか。

答志島のクロノリの色落ち被害について

質問:原因として地元漁師は海水のリンや窒素が少ないので下水処理の規制を緩められないかと言っているが市の対応は。

市長:理由は複合的でいろいろなものがあるかと思います。そして、リンや窒素の不足も原因の一つだと思っています。市としては、解決につながるかどうかは別として、やれることは全て、いろいろなところに話をさせていただこうと思っています。漁業者からは何年も前からそういった声も上がっていたのですが、なかなかしっかり届けることができなかったこともあるので、他県の例も参考にしながら今回は届けたいと思います。

質問:具体的に何をやるかはまだ決まっていないか。

市長:川の流量を増やしてくれとか、あるいは下水処理の規制を緩めてくれとか、そういったことのお願いになるかと思います。天災や黒潮の蛇行などはどうしようも無いことだと思いますので、三重県や国に掛け合って変えることができるのであれば、働きかけはやっていきたいと思います。

副市長:鳥羽市だけの問題ではないと思っています。他のところからも豊かな水を求めるというようなことは言われていますので、おそらく鳥羽市長だけが動くという形ではなくて、漁業組合などからお話があるかと思いますので、市長会などを通して、声掛けをしながら関連するところと動いていく形になるかと思います。質問:火災で江戸川乱歩館の母屋が焼失し臨時休館している。貴重な資料が展示されていたと思うが市長の所感は。

ロシア、ウクライナとの関係について

質問:鳥羽市内にロシア、ウクライナと関係するところはあるか。

市長:人物的にも関係するということは聞いたことはありません。

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