海女振興協議会

更新日:2022年03月31日

平成24年6月に鳥羽市と志摩市、両市海女、三重県、漁協、観光商工団体に学識経験者等により 海女振興協議会(会長海の博物館館長石原義剛)を結成し、海女漁の振興・海女文化の継承保存活動を行いながら、漁業面、文化面、観光面において更に振興し、地域活性化につなげていくための取り組みを行っております。

(平成28年度の活動)

「海女もん部会」

海女振興協議会では、海女が獲ってきた漁獲物に対する付加価値をつけることを目的に、平成26年4月11日付けで、「海女もん」の商標登録を行ないました。合わせて、商標を有効活用していくため、ロゴデザイン、チラシ、ポスター等のツールも作成し、他商品との差別化を図ってきたところです。 現在、海藻類を中心に「海女もん」としての商品も増えつつあるものの、「海女もん」自体の存在を広く発信できていないことをはじめ、販売先が少ないこと、増産体制が進められていないこと等の課題も多くあるのも現状となっています。 さて、海女振興協議会では、「海女もん」という商標登録を有効活用しながら、「海女もん」をより幅広く発信し、その価値を高めていくと共に、前述の課題を解決していくために、どのようなことができるのかを提案していく場として、海女振興協議会内に「海女もん部会」を立ち上げるものです。

「海女もん」のロゴマークがついた商品、新めひじきが袋に入って多数置かれている様子の写真

「資源回復部会」

海女の主要漁獲物である「アワビ」を始めとした漁獲量は年々減少にあり、特に三重県におけるアワビ類の漁獲量は昭和41年の752トンから平成26年には62トンまで減少してきています。 アワビは、海女の漁獲物の中でも単価が高く、三重県ブランドにも認定されているなど、特に重要な資源であり、海女漁業の振興のためには、アワビ類の漁獲量増大が喫緊の課題となっています。 このような中、三重県水産研究所では、アワビ種苗の大型化や新しいアワビの放流漁場の造成、より効率的なアワビ種苗の放流マニュアルの作成等を行なうなど、様々な取組みを進めていただいているところですが、日本一海女の多い地域である鳥羽志摩地域からも、アワビを中心とした資源回復に向けた検討を行ない、新しい取組みを進めていくにあたって、どのようなことができるのかを提案していく場として、海女振興協議会内に「資源回復部会」を立ち上げるものです。  

大きなあわびがアップで複数写っている写真

冊子「アラメの森を育てよう-アラメのすべて-」の配布について

海女振興協議会ではアラメの効用やその採取法、資源保護の手段などをまとめた冊子「アラメの森を育てよう-アラメのすべて-」を鳥羽市役所農水商工課水産係の窓口にて配布しています。漁業に携わる方など、有用な情報が満載ですので、ぜひお求めください。

(注意)部数には限りがございます。お求めになりたい方については、在庫の確認をいたしますので、鳥羽市役所農水商工課水産係まで事前にご連絡をお願いいたします。  

アラメの森を育てようというタイトルの冊子の表紙写真

この記事に関するお問い合わせ先

農林水産課 水産係
〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽三丁目1番1号
電話番号:0599-25-1167
ファックス:0599-26-2810

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