乳児の気道異物の除去
- 気道異物による窒息と判断した場合は、ただちに119番通報を誰かに依頼し、異物除去を行ってください。
- 反応がある場合には、乳児に対しては背部叩打法と胸部突き上げ法を実施します。
(1) 背部叩打法
(写真)
救助者の片腕の上に乳児をうつぶせに乗せ、手のひらで乳児の顔を支えながら、頭部が低くなるような姿勢にします。もう一方の手の付け根で、背中の真ん中を異物が取れるか反応がなくなるまで強くたたきます。
(2) 胸部突き上げ法
(写真)
救助者の片腕の上に乳児の背中を乗せ、手のひらで乳児の後頭部をしっかり支えながら、頭部が低くなるように仰向けにし、もう一方の手の指2本で、胸の真ん中を力強く数回連続して圧迫します。(心肺蘇生の胸骨圧迫と同じ要領です。)
注意点
- 乳児に対しては、腹部突き上げ法を行ってはいけません。
- 反応がなくなった場合は、乳児に対する心肺蘇生の手順を開始します。
救助者が1人の場合は、まず119番通報とAEDの手配を行い、通常の心肺蘇生を行ってください。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2022年03月31日