食品ロス削減の取り組み

更新日:2022年03月31日

 「食品ロス」とは、「まだ食べられるのに廃棄される食品」のことです。日本では、年間約2,842万トンもの食品廃棄物が出されていますが、このうち食品ロスは、646万トンと試算されています。(環境省・農林水産省平成27年度推計)。国民一人あたりの食品ロス量を試算すると、お茶碗約1杯分の食べ物がまだ食べられるのに捨てられてしまっていることになります。

 鳥羽市では、食品ロス削減を目的として設立された「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」に参加し、全国共同のキャンペーンをはじめ様々な食品ロス削減に向けた取り組みを行っていきます。

外食時の「おいしい食べきり」キャンペーン

 食品ロスを減らすため、鳥羽市では全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会による「おいしい食べきり」キャンペーンを実施しました。平成30年12月から平成31年1月の忘年会・新年会シーズンにおいて宴会時の食べきりを呼びかける、飲食店に対して食べ残しが出ないように工夫したメニュー、食品ロス啓発資材の設置の協力をしてもらうなどの取り組みを行いました。

食べきり協力店舗の紹介

 期間中、鳥羽市内の飲食店において下記の取り組みにご協力いただいた店舗をご紹介します。

  • ポスター、卓上ポップの設置
  • 小盛、ハーフサイズメニューの導入
  • 食べきりを条件にドリンク券などの特典付与
  • その他、食べきり促進の取り組みを実施

(注釈)平成30年度の取り組みは終了しました。ご協力ありがとうございました。

宴会時の心がけ

3010(サンマルイチマル)運動

 3010(サンマルイチマル)運動とは、宴会時の食べ残しを減らすためのキャンペーンです。乾杯後の30分間とお開き前の10分間は食べ残しをしないように料理を楽しむことを呼びかけて食品ロスを削減するものです。以下のことを心がけ、一人ひとりが「もったいない」を意識して、楽しくおいしく宴会を開きましょう。

ごみゼロ宴会五つの心得

  1. 食べきれる量を注文
  2. 「おいしく食べきろう」の声かけ
  3. 食べきりタイムの設定
  4. 食べきれなければ、みんなで分け合う
  5. 食べきりをみんなでチェック

家庭でできる取り組み

 10月は食品ロス削減月間です。期間中、家庭での食べきりを呼びかける全国キャンペーンを実施いたします。買い物に行くとき、料理を作るときに次のことを心がけ、食材をおいしく楽しく使い切りましょう。

食べきり実践チェック

  • 買い物に出かける前に、冷蔵庫を確認しましょう
  • ばら売り、量り売りを利用して必要な分だけ購入しましょう
  • 週に一回は消費期限が近い食品を使い切る日を設定しましょう
  • 自分が食べられる量(適量)を見つけましょう
  • 家族の予定を把握し、必要分だけ料理を作りましょう
  • いつも捨てていた部分を工夫して、食材を使い切りましょう
  • 使い切り、食べきりを意識して食材の保存方法を工夫しましょう

「消費期限」と「賞味期限」

 食品の期限表示は「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。いずれも開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限が記載されています。 「消費期限」は「食べても安全な期限」、「賞味期限」は「おいしく食べることができる期限」です。賞味期限は、過ぎてもすぐに廃棄せずに自分で食べられるかどうかを判断することも大切です。  

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