鳥羽市水道事業について
鳥羽市の水道は、三重県下14市の中でも2指に入る長い歴史を持っており、大正13(1924)年4月に創設認可され、大正14(1925)年10月から給水を開始しました。
本市水道事業の特徴として、市域全体が起伏に富んだ地形のため、送配水の過程では加圧、減圧の必要な部分が多く、さらに答志島、菅島、神島、坂手島の4離島へもすべて海底送水管によって本土から供給しています。さらに、水需要の状況では、本市の人口に加え、年間400万人以上の観光客の使用水量が上乗せされるなど、本市の水道は非常に複雑な要因を含んでいます。
また、安定供給のため自己水源と三重県企業庁の南勢水道用水供給事業からの受水による二元給水方式を行っています。自己水源である岩倉水源は、水量も豊富で良質の水質を有している浅井戸(6本)による地下水です。また、県水は櫛田川水系櫛田川表流水(蓮ダム)を水源とし、多気浄水場から供給されています。
まもなく100年の節目を迎えますが、これまで数次の拡張事業を重ね、市民や観光客の皆さまに安全で安心できる水道水を供給してきました。
沿革
創設:大正13(1924)年4月1日認可
鳥羽町水道事業創設
給水開始
大正14(1925)年10月
計画
給水人口:10,000人 一日最大給水量:1,580立方メートル/日
第1次拡張:昭和18(1943)年5月17日認可
旧岩倉水源地の開発
給水開始
昭和28(1953)年3月
計画
給水人口:12,000人 一日最大給水量:2,400立方メートル/日
第2次拡張:昭和29(1954)年認可
水源の増強、管路の延長
給水開始
昭和30(1955)年4月
計画
給水人口:12,000人 一日最大給水量:3,000立方メートル/日
第3次拡張:昭和35(1960)年3月25日認可
給水区域拡大、水源増強、管路延長
給水開始
昭和36(1961)年7月
計画
給水人口:14,000人 一日最大給水量:3,500立方メートル/日
第4次拡張:昭和43(1968)年11月30日認可
給水区域拡大、水源増強、管路延長
給水開始
昭和45(1970)年4月
計画
給水人口:17,500人 一日最大給水量:19,250立方メートル/日
第5次拡張:昭和48(1973)年1月19日認可
相差他6簡易水道統合、水源増強、管路の延長
給水開始
昭和51(1976)年7月
計画
給水人口:35,480人 一日最大給水量:30,680立方メートル/日
第6次拡張:昭和57(1982)年3月31日認可
既設の増強改良、県水から受水対応、集中遠方監視制御システムの設置等
給水開始
平成3(1991)年3月
計画
給水人口:26,000人 一日最大給水量:43,000立方メートル/日
第6次変更拡張:平成2(1990)年1月10日認可
南勢水道から計画受水の増量
給水開始
平成2(1990)年9月
計画
給水人口:26,000人 一日最大給水量:43,000立方メートル/日
第7次変更:平成20(2008)年7月1日認可
給水区域の拡張、水源種別の変更、取水地点の変更(堅神水源の廃止) 神島・答志島・菅島簡易水道事業を上水道事業に統合
給水開始
平成29(2017)年4月
計画
給水人口:20,000人 一日最大給水量:32,000立方メートル/日
配水設備の分布

この記事に関するお問い合わせ先
水道課 管理係
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更新日:2022年03月31日