令和4年1月定例記者会見

定例記者会見資料を掲載いたします。
令和4年1月定例記者会見日時:令和4年1月27日(木曜日)
1.令和3年度「第2回鳥羽が好きふるさと給食」の実施について
令和3年度「第2回鳥羽が好きふるさと給食」資料 (PDFファイル: 801.4KB)
記者からの質問・回答
質問:幼稚園も含まれるのか。
市長:含まれます。
質問:児童生徒数は何人か。
回答:児童、生徒、園児併せて1,100人です。
質問:二学期はいつ行ったか。
回答:10月21日に離島の小中学校、10月26日に本土側の学校で実施しています。
質問:二学期のメニューは何か。
回答:発表資料によると鳥羽の新米、鳥羽魚のフライ、ゆで野菜、あおさ入り卵スープです。鳥羽の魚が答志産のヒラメ、畔蛸産のあおさ、今浦産の新米となっています。
質問:ワカメは今日刈り取るのか。
回答:答志中学校で今日(1月27日)、刈り取る予定です。
質問:事業の意義は。
市長:何回やっても別の食材を使えるほど食材が豊富だと思いますし、授業も水産研究所を持っていることもあって、非常にユニークな学びができるのは鳥羽の良いところだと思います。子どもたちが目を輝かせて海藻の話を聞いている様子を見ると、やって良かったと思っています。
質問:授業では水産研究所の岩尾主査が海藻の話をするのか。
回答:岩尾主査と栄養の教諭と二人で授業を行います。
質問:小中学校の数は。
回答:小学校が7校、中学校が5校、幼稚園が1園です。
質問:給食はどこで作っているか。
回答:離島校は各島で作っています。本土側は中央共同調理場で作って配送しています。
質問:ワカメの収穫時期は今の時期か。
回答:今頃から春先までです。
市長:答志中学校の中学生が刈り取ったというのが面白いところだと思います。刈り取りだけでなく養殖も行っています。
質問:加茂牛は肉屋で販売されているか。
回答:鳥羽市内では鳥羽マルシェと伊勢農協鳥羽支店で販売しています。
回答:加茂牛はもともと乳牛のホルスタイン種とのことです。それを加茂地区で加茂牛と名付けて、いくつかの農家が育てられていましたが、現在は木田牧場だけになっています。希少性はあるかと思います。
2.その他
記者からの回答・質問
津波によるカキいかだの被害について
質問:いかだの被害の把握状況は。
市長:漁業者が今年のカキを剥くのと並行して、できる所から片づけをやっている状況です。
質問:被害はどんなものか。
回答:当初500台移動という形の発表でした。現在、鳥羽磯部漁協に詳細な調査をお願いしているところです。破損となると大小の被害があると伺っています。
質問:破損とは具体的にどのような状況か。
回答:いかだが折れたり、ぶつかって重なり合ったりしています。また、吊るしてある物が海中で絡まったりもしています。復旧作業中なので漁師も忙しく、詳細な調査ができず、実態も把握できていない状況です。
質問:いかだが折れるというのは、いかだがぶつかって折れるのか。
市長:止まっているいかだに流れてきたいかだが押し付けられて折れるというのがイメージしやすいと思います。
質問:市として補助金などは考えているか。
市長:三重県が予定しているとのことなので、それに合わせる形で計画しています。
回答:漁場を復旧させるための支援という形で考えています。
質問:具体的な内容は。
回答:潜水作業やクレーンなど復旧のための費用で考えています。
質問:補助金はどこへ行くか。
回答:鳥羽磯部漁協に補助を行います。
質問:他の地区では被害は無かったのか。
回答:ほぼ無いです。相差町で小型定置網のロープが切れた被害がありますが、すぐに直せたと聞いています。
質問:いかだの被害は全てカキか。
回答:そうです。ワカメやノリも今、離島で盛んに行われていますが、調査の結果、被害が無かったと把握しています。
質問:過去に復旧作業に市が補助を出す被害はあったか。
回答:大きなものでは東日本大震災以来です。台風では平成21年の台風18号で、浦村だけでなく市内のカキいかだが流されるなどの被害を受けています。
質問:カキの生産量に影響してくるか。
市長:今回のカキの被害は今年出荷するカキよりも来シーズン用の種ガキが多いです。来シーズン用のまだ育っていない種ガキの状態のものが湾の中に吊ってあり、それが軽いいかだでアンカーも普通より軽めのものを使用していたので、非常に激しい水流によりよく動いたと聞いています。
質問:影響が出てくるとすると、今シーズンよりも来シーズン以降ということか。
市長:今回の被害についてはそうです。
質問:破損したいかだは全て種ガキ用か。
回答:種ガキ用が多いですが、吊ってなかったいかだや、一部、身入れといって、採ってきたカキをバラしてカゴに入れて、大きくしようとしていたものも吊ってあったと聞いています。
質問:いかだが破損したことによって、種ガキも破損したケースもあるか。
回答:種ガキを並べてロープで吊ってありますが、それが流れて移動すると中で絡まります。そうすると種ガキがすれて落ちてしまうのと、ロープ自体が絡まってぐちゃぐちゃになるとそれ自体が使えなくなります。
質問:調査中ではあると思うが減少は避けられないということか。
市長:そうだと思います。
回答:いかだによって綺麗にまっすぐ残っている所もあれば、絡まっている所もありますので、それは上げてみないと分かりません。
質問:市として被害の状況はいつかの時点で把握するか。
回答:漁業者が復旧作業を優先されているので、詳細な調査が難しい状況ですが、早い内にしたいと考えています。
質問:来月の定例記者会見である程度数字が出るか。
回答:それまでにはなんとかできればと考えています。
質問:湾に被害が集中したのは地形的な理由か。
回答:地形上の問題だと思います。橋が架かっている部分は狭いので、そこで津波が増幅したのではないかと思います。
質問:例年の1シーズンの生産量はどれくらいか。
回答:ここ何年かはへい死被害があって少なくなっていますが、令和2年には殻付きカキが2,300トン水揚げされています。カキの生産量は、基本的に個人売りなので調査が難しくあくまで推計という形で出している数字です。
質問:これは浦村町だけの数字か。
回答:浦村町だけで見ると2,100トンになります。
春雨公園道路拡幅改修工事について
質問:春雨公園への道路を拡幅することの意義は。
市長:相差地区の一部の方たちの避難高台、あるいはヘリポートもありますので、孤立した時の防災上の視点も高いと思いますし、春雨の殉難に対して地元の方々が110年にわたって慰霊を続けてきたことに対して、自衛隊が工事を行うというストーリーが地域にとってはプラスになると思います。
質問:鳥羽市は昨年、消防庁舎を移転したが、今後も高台移転を推進していくか。
市長:全く何も話のないところに、高台移転が良いからといってやるのはとても無理があると思います。新築をしなければならない建物があるとか、今回の春雨公園の道路のように、何かのタイミングがあった時など、そういうアンテナだけは張っておいて、節目節目で余計なお金はあまりかけずに、工夫をして、何年かたてば全てがスムーズに移転が終わるようになればいいと思っています。
質問:市役所の高台移転は。
市長:市役所は問題ないと思います。耐震補強は以前にやりましたので、またその時期が来たときにまちの形であるとか規模とか、そういったことを考えながら議論すればいいと思います。
質問:相差町のヘリポートは災害時の救急搬送などで使われているか。
回答:これまでにそういった目的で使ったことはありません。
新型コロナウイルス感染症の第6波について
質問:感染が拡大しているが、鳥羽のまちを見て感じたことはあるか。
市長:特に数字が出ているわけではないですが、見た感じでは影響を受けているという感じはします。愚直に手洗いやマスク、うがいをしていただくことと、三密は避けていかなければならないと思っています。鳥羽に来られる人もそういったことはしっかり守っていただいているようですので、気を緩めることなくやっていきたいと思っています。
質問:第6波が明けた時に対策を講じていくか。
市長:今回、計画していたいろいろな事業が中止、延期になりましたが、第6波が明けた時にはスムーズに実施できるように準備だけはしっかりしておきたいと思っています。新たな事業は第6波に入ったからといって考えたことはありません。
更新日:2022年03月31日