令和5年2月定例記者会見

定例記者会見資料を掲載いたします。
令和5年2月定例記者会見日時:令和5年2月27日(月曜日)
1.令和5年3月1日鳥羽市議会会議提出議案について
令和5年3月1日鳥羽市議会会議提出議案について (PDFファイル: 411.4KB)
記者からの質問・回答
質疑無し
2.令和5年度当初予算について
令和5年度当初予算について (PDFファイル: 377.4KB)
記者からの質問・回答
質問:観光振興推進事業の人気キャラクターとは何か。
回答:観光振興基金を使って観光施策をしています。人気キャラクターを使った事業につきまして今の段階では、相手先のことがあるのでお答えできません。
質問:双胴船は今まで無かったのか。
市長:現在3隻の双胴船が運航しています。
質問:4隻目となるのか。
市長:はい。
質問:地域づくり推進事業について具体的な取組みの内容を教えて欲しい。
市長:地域共生社会のことになります。これから人口が減少していく中で、ある程度減少することを受け入れた中で、今いる人たちが、いきいきと豊かになるための社会を築いていくための対策として行うものです。地域のつながりをとにかく、太く沢山行き届かせることが大事であると思っています。その中には生活全般、例えば子育てであるとか、買い物であるとか、病院等への送迎であるとか、ラジオ体操を皆で行ったりとか、あるいは各地域でスマホの使い方教室を行っていますが、そういった情報が行き届かないことがあったりするので、助けて欲しい人と助ける余力がある人の役に立ちたいという人材の埋もれているようなところを、掘り起こして繋げて行くようなことをしたいと思っております。これのポイントは外から人材を委託先に対して、人材を地域に入ってもらい、今、既にされている方に対しては、それ以上に頑張っていただく。これから何かしたいが、できない人に対してはその住民活動の種を蒔いていただく、あるいは、そこにいる人材を育てていただく。そのような情報が得られるような基盤づくりの広がりをやっていきたいと思っています。そして、そこでしたことを地域の外にも広げてもらい、情報発信をすることで、その人のやり取りは、関係人口にも繋がっていくのではないかと思っています。そういったことに対する事業となっています。
質問:外での活動の見える化とは何か。
市長:今でも鳥羽でやっている事業がありますが、例えば、あることで困っている人のためのサービスがあるのですが、そのことを知らずに困っている人や、そういう手伝いであればボランティアができる人もそういう事業があることを知らずに、ニーズも手を差し伸べる人も、そういう情報が行きわたっていないがために地域として埋もれてしまっているものを掘り起こして繋げる事業となっています。
質問:既存のものでなく新しいものを考えて行くのか。
市長:考えていくのか、地域に合ったようにつくっていくのかというイメージでいます。
質問:この事業の予算説明書の説明が分かりにくい。外部の人材という話があったが、それはどのような人材をイメージすれば良いのか教えて欲しい。
回答:地域のキーマンとなる方が様々なことをされていると思いますが、それが一体となって、皆さんが見れるような形となって、事業が膨らませられるようにしたいと思っています。例えば老人会で中心となる方がいれば、そういった方が何か今度、取り組みをしたいと思った時に、そういったことを活用できるような、また、後押しができるように、まず人が入って、その後アプリを使った見える化というところまでしたいと思っています。
質問:入ってくる人材のジャンルはどうなっているのか。
回答:地域づくりが専門の方をイメージしています。
質問:それはどのような方なのか。
回答:そういったことをされている委託先で、いろいろなところで活動されている方です。
質問:ふわっとした言い方でなく、人材を探す時にコンサルタントなどあるが、そういうところではないのか。
回答:コンサルにもそういったことをされているところもあると思います。
質問:もう少し具体的な名称を教えてもらうことはできないのか。
回答:今、ピタッとお答えできる回答を持ち合わせておりません。
質問:持ち合わせていなくて外部に委託できるのか。
回答:活動をされている自治体は結構あるので、SNSを使って取り組みをしようというところもあれば、通貨を使って、広げているところもあります。鳥羽市では仕組みだけでなく人材も入れて、その地域に入って寄り添いながら、地域づくり・つながりづくりができるような取り組みをしたいと考えています。
質問:地域のコミュニティやネットワークを再生するというか生むというイメージで良いのか。
市長:外の人の力を借りてその地域の活性化につなげたいです。ジャンルも地域によって様々ですし、規模も色々ですし、委託する期間も色々だと思っています。先行事例も色々ですので、ひとくくりには言えませんが、地域共生を実現していこうと思うと、私は、今は、このやり方が良いと思い、チャレンジしてみようと思って予算化をしました。
質問:鳥羽は都会というわけではないと思いますし、外部から人が来るということは難しいこともあると思います。先日も移住者は都会風を吹かすなと掲げた自治体がありましたが、その辺り鳥羽は大丈夫なのか。
市長:それは同じ漁村の中でも一つ山を越えると、受け入れる地域とそうでない地域がありますので、ひとくくりにはできませんが、そういったことを入って来られた方は、全国各地の事例も実践されているので、鳥羽に合ったやり方をやっていただけると思っています。
質問:今年度はこの予算を計上しているが、今後も継続していく考えなのか。
市長:数年間は実施していく予定です。
質問:ある意味、実験的な事業ということなのか。
市長:実験ですが、やったことは無駄にならない事業だと思っています。
質問:この事業で先進的にされていて、モデルにしたところはあるのか。
市長:先ほどお答えした規模や関わり具合にもよりますので、どことはありません。
質問:鳥羽市がモデルとしたい自治体はあるのか。
回答:いくつかはありますが、直接的にどことは言えません。
質問:関係人口を増やすことに関係するが、ファンクラブを作るということは考えていないのか。
市長:ファンクラブという名前は頭にはないです。そのような存在であるとは思っています。
質問:へき地医療のところですが、多気町を中心とする5町でしている事業と同じか。
市長:それに近いです。そこで使われている車を体験させてもらっています。
質問:実証ですが、実現はいつ頃を想定しているのか。離島ではないのか。
市長:本土側での対応を考えています。担当から説明させます。
回答:多気町の事業を拝見させていただき、同じようなものを取り入れていこうと考えています。想定している実施場所は、鏡浦地区で1診療所2分室あります。こちらに車両を導入して実施しようと考えています。その背景は、人口減少と患者数の急激な減少により、利用者も一日数人でゼロの日もありますので、その辺りを鏡浦診療所に一括させまして、患者さんをそのままにすることもできませんので、その辺りを医療バスを活用しまして、自宅へ行くとか地区の集会所へ行ってオンライン診療をするなどを考えています。実証の時期につきましては、冬の12月頃かと思っています。
質問:第25鳥羽丸の世代交代ですが、直近で船を導入されたのはいつになるのか。
回答:しおさいで、平成27年度です。
質問:3か年でいくらの費用がかかるのか。
回答:建造費だけになりますが、5億5,627万円で、3か年で設計を入れると5億6100万円くらいになります。
副市長:設計といっても概略の設計になりますので、建造でどこのメーカーになるか次第で詳細設計が入ってきます。その時点でなければ作れません。イメージとしては、今ある双胴船と大きさ的にも同じような感じです。
質問:初めてのバリアフリー対応の船となるのか。
副市長:初めてのバリアフリー対応ではありません。現在の双胴船は全てバリアフリー対応となっています。
質問:予算全体を通して思いを聞かせて欲しい。
市長:早めに取り組んでいかないと、なかなか実現しないと思っていますので、地域共生社会というものは、今年沢山予算をつけたから実現するものではなく、手探りの部分もありますが、地域や人と人がつながることであれば、何でも取り組んでみたいということで、今、質問が出たことについては、取り組ませていただきます。他の自治体ではあまり取り組まれていない予算編成かと思います。人口減少社会の中で地域共生社会を実現していくには、私はこれしかないと思っていますので、これが一番だと思っています。つながる予算をつけさせてもらいました。
3.その他
記者からの質問・回答
質問:県議選について、厳しい選挙となると思いますが、どのように考えていますか。
市長:鳥羽の行政課題を考えますと、この地域のことを良く知っている方、この地域の産業に寄り添える方が必要だと思っていますので、是非、地元の現職には声を届ける役をといいますか、私と県とのパイプのことを考えても頑張って欲しいと思っています。
更新日:2023年03月23日