県指定文化財 賀多神社能舞台(組立て式)一式

更新日:2022年03月31日

松の柱に杉板張り、三間四方、舞台につながる廊下部分の橋掛を備えている賀多神社能舞台(組立て式)一式の写真画像

賀多神社能舞台(組立て式)一式

この文化財の説明
種別 県指定有形民俗文化財
所在地 鳥羽市鳥羽2丁目
指定年月日 平成6年3月9日
解説 賀多神社の祭礼に奉納される神能楽に使用される組立式能舞台で、春祭り使用時以外は、収納庫に保存されている。舞台は切妻造りで、板葺き屋根の組立式舞台部分は、松の柱に杉板張り、三間四方、舞台につながる廊下部分の橋掛も備えた本格的な造りであり、初期能舞台の形式を踏襲している。また、鏡板裏面に「嘉永7(1854)年寅九月」の墨書がある。現在はほとんど見られなくなった組立式の能舞台が今日も使用され、組立、解体の技術が伝承されている点も貴重である。同社所有の「能面附能衣裳」も県指定文化財に指定されている。

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