県指定文化財 坂手村砲台跡

更新日:2022年03月31日

海を見ることができ祈念碑が建っている坂手村砲台跡の写真画像

坂手村砲台跡

この文化財の説明
種別 県指定史跡
所在地 鳥羽市坂手町
指定年月日 昭和16年10月21日
解説 坂手島は東西1.5キロメートル、南北1キロメートル弱の小さな島で、旧砲台跡は、島の西北の田崎と東北の丸山の二ヵ所が知られている。田崎の砲台跡は、岬上の突出地を利用し、周囲を地表より掘り下げ造られており、南側には火薬庫の跡もある。一方、丸山の砲台跡は、島から東方に突出した低い小岬の上にあったが、海風に侵食され、ほとんど崩壊している。鳥羽港は海上の要所である伊勢湾の入り口にあたることから、日本屈指の良港であった。幕末には海防のため鳥羽藩主稲垣長明は菅島、安乗崎等各地に砲台を築いて、非常時に備えた。坂手の砲台跡もその違例である。今は祈念碑が立つのみである。

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