県指定文化財 能面四二面 附能衣裳七六領

更新日:2022年03月31日

笑ったような表情をし細長い髭を生やしている能面の写真画像

能面四二面 附能衣裳七六領

この文化財の説明
種別 県指定有形文化財(彫刻)
所在地 鳥羽市鳥羽2丁目
指定年月日 昭和33年12月15日
解説 幕末の頃、鳥羽城主稲垣摂津守長明の奥方が、越後高田城主榊原家から輿入れの際に持参した調度品で、後に当社へ寄進されたものである。能面は江戸時代の大名面がその大部分を占め、、室町、桃山期のものもある。大部分が檜材で、墨書、焼印、朱漆、陰刻等による銘が見られる。空吹面の「叶」銘は、奈良東山水間神社のものにも見られ、その中に喜兵衛、天正19(1591)年の銘があり、同一人物の作と思われる。「天下一河内」と銘のある三光尉面は、数多くの名品を残した河内大掾家重の作であり、友閑、円満、洞白、甫閑等の銘より大野出目家の作品が多く見られる。能衣裳は江戸中期のものが多く、上衣、袴、裃、着付等があり、中に多彩豪華な唐織をはじめ、厚板、狩衣、半切等に優秀なものが多くある。

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