県指定文化財 ゲーター祭り

更新日:2024年04月23日

たくさんの細長い竹の先に白い紙をつけ男性たちが大漁を祈願するゲーター祭りの写真画像

ゲーター祭り

この文化財の説明
種別 県指定無形民俗文化財
所在地 鳥羽市神島町
指定年月日 昭和52年3月28日
解説

大晦日の宵から元旦未明に及ぶ八代神社の祭りである。大晦日の夜にグミの木を用い、太さ15センチメートル、直径2センチメートル程の輪を作り、白紙で包み麻で巻いて日輪に擬した「アワ」と、25センチメートル程のモチの木を十二角に削り、三六五の目盛りをつけた「サバ」という棒が用意される。夜明けが近づくと多数の男達が大漁を祈願し、長い女竹の先に紙矛をつけたものでアワを突き、空高く差し上げる。アワは20~30分間突き上げられた後、地上にたたきつけられる。起源は太陽の復活を祈るもの、女神である竜神に対する性的な祭祀等諸説があるが不明である。一方、サバは大漁を恵むものとされ、浜で若者の群れの中に投げ入れられ、激しい奪い合いが行われる。なお、祭りは平成28年の大晦日から平成29年の元旦を最後に休止となっている。

記録映像は以下のアドレスでご覧になれます。なお、この映像は平成8~9年度に三重県無形民俗文化財指定記録作成事業で作成されたものです。

https://youtu.be/XN3k-Tece5c?si=W5B4RwaVieJdrrxE

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