国指定文化財 鉄獅噛文金銅象嵌鍬形

更新日:2022年03月31日

木の箱に入っており鉄鍛造で顔のようなものが描かれている鉄獅噛文金銅象嵌鍬形の写真画像

鉄獅噛文金銅象嵌鍬形

この文化財の説明
種別 国指定有形文化財(工芸品)
所在地 鳥羽市神島町
指定年月日 昭和38年7月1日
解説 鉄鍛造。身の中央に浅い鎬筋を立てて縁を花先形につくり、下縁に鍍金覆輪をかけ、上縁は入花先としている。左右は打ち延べて角元を出し、上端に鍍金花形笠鋲を打つ。身の表面には獅噛文の金銅平象嵌を施している。また、真向の正中の上方と左右角元下方に2個ずつの小孔がある。本品は信濃清水寺の鍬形と同じく、平安時代前期の遺品であり、上古冑鉢の装飾である三尾鉄の類から、中世の鍬形に発展した初期の形式を示す遺例である。

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