国指定文化財 志摩加茂五郷の盆祭行事(松尾町)

更新日:2022年03月31日

柱松のツボキに手松明を投げあげ点火させ火が炊かれている志摩加茂五郷の盆祭行事の写真画像

志摩加茂五郷の盆祭行事(松尾町)

この文化財の説明
種別 国指定無形民俗文化財
所在地 鳥羽市松尾町・鳥羽市河内町
指定年月日 昭和62年12月28日
解説 加茂五郷(船津、河内、岩倉、松尾、白木)が共通の墓地でであった隠田か岡で行っていた盆祭行事で、明治時代に墓地が各郷に分散したため、この行事も分散され、地区によっては縮小し、現在も柱松行事を行っているのは松尾と河内の2地区だけである。行事は8月14日の夕刻以降に実施され、若者組が鉦・太鼓・羯鼓・法螺貝・横笛を奏し、これに合わせて「念仏」と称する踊りを繰り返しながら町内を一巡するネンブツイレと、8月15日の深夜に高さ10メートルほどの柱松のツボキに手松明を投げあげ点火させ盛大に火を焚くヒバシラマツリからなる。若者・中老・寄老(耆老)の年齢階梯制により、地域全体で実施するもので、祖霊信仰の趣旨が顕著で、火まつりも類稀なものである。

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