市指定文化財 西明寺の木造阿弥陀如来座像

更新日:2022年03月31日

ヒノキで作られた西明寺の木造阿弥陀如来座像の写真画像

西明寺の木造阿弥陀如来座像

この文化財の説明
種別 市指定有形文化財(彫刻)
所在地 鳥羽市畔蛸町
指定年月日 平成8年11月26日
解説 畔蛸町の西明寺(臨済宗南禅寺派)の本尊で像高84.7センチメートルの大きさで1木造。平安時代末期の作。材質はヒノキで、作風は、大枠で定朝様の範疇に入るものであるが、上半身を後傾させる側面の動きや、面相部の強いアクセント等、いわゆる定朝様の感覚とは異なる点が認められ、これらは、藤原末の仏像における新しい造形への模索と考えられる。
所在する西明寺は、北条時頼が諸国巡歴の際に立ち寄り、再興したものと伝えるが、木像の造像時の事情や、その後の経緯については、不明である。

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