市指定文化財 答志の寝屋子制度

更新日:2022年03月31日

4人の男性がこたつでテレビを見ている写真画像

答志の寝屋子制度

この文化財の説明
種別 市指定無形民俗文化財
所在地 鳥羽市答志町
指定年月日 昭和60年12月19日
解説 答志地区では男子が15歳になると数人の仲間で相談し、家の広さや人柄などの条件を考慮して寝屋親を頼みに行く慣習がある。寝屋親は寝屋として自宅の一室を貸し与え、子供たちは自宅で夕食を済ませると寝屋に集まり、寝屋子として寝泊りしながら時間を共有する。そして、この仲間たちは実の兄弟同様の
結束を固める。寝屋子は27歳で解散するが、その後も生涯親密な関係を続ける。寝屋の慣習はかって西日本の漁村でもみられたが、衰退し、ほとんど存続していない。鳥羽市においても各地で行われていたが、現在では答志地区においてのみであり、伝統的な慣習を残している点で貴重である。

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