市指定文化財 安楽島贄遺跡

更新日:2022年03月31日

海から白い建物と山々が見えることができる安楽島贄遺跡の写真画像

安楽島贄遺跡

この文化財の説明
種別 市指定史跡
所在地 鳥羽市安楽島町
指定年月日 昭和60年12月19日
解説 贄遺跡は、昭和47年にマリーナ開発に伴う発掘調査で確認された縄文時代から平安時代までの遺跡である。
各時代の土器のほか、石器類、住居跡・製塩跡・井戸など多くの遺構が確認されました。なかでも、注目されるのは奈良・平安時代の身分の高い役人が身に付けていた帯金具や、和銅開珎をはじめとする貨幣などが見つかっていることです。帯金具の存在は、高位高官がこの周辺に存在していたことを裏付けるもので、他にも、製塩や皇朝十二銭の出土から、朝廷に海産物を納める重要な地方官衙(今でいう役所)が存在していたのではないかと考えられている。
従って、単に鳥羽の一遺跡ではなく、志摩国の歴史を紐解く重要な遺跡である。

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