鳥羽市海のレッドデータブックのデータベース化
令和6年6月、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)で構築し、その沖縄拠点である国際海洋環境情報センター(GODAC)で運用しているデータベースシステム(BISMaL)へ公開しました。
このことにより、鳥羽の海の生物の状況が容易に可視化できるだけでなく、世界中の研究者がデータにアクセスし、他地域と比較するなどの利活用ができるようになりました。
市レベルで海洋生物の絶滅危惧情報をとりまとめた上で、書籍出版からデータ公開まで一連の活動は“世界初”となります。
鳥羽市と国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)による合同記者発表についてはこちらをご覧ください。
【JAMSTEC記者発表】「鳥羽市海のレッドデータブック2023」のデータベース化について(外部リンク)
【鳥羽市記者発表】「鳥羽市海のレッドデータブック2023」のデータベース化について (PDFファイル: 295.8KB)
データベース化の概要
データベース化とは
「データベース化」とは、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC※1)で構築し、その沖縄拠点である国際海洋環境情報センター(GODAC)で運用しているデータベースシステム(BISMaL※2)への公開のことを指します。
また、このデータはBISMaLを経由して国連のユネスコ傘下にある海洋生物多様性情報システム(OBIS※3) にも登録されます。つまり「鳥羽市 海のレッドデータブック」のデータが、OBISとBISMaLを通して世界中から閲覧できるようになります。
本データベース化により、豊かな自然環境と、多様な生き物たちが生息する海とともに観光や漁業が主幹産業として行われていることを示す情報を公表することとなり、鳥羽の海の生物の状況が容易に可視化できるだけでなく、世界中の研究者がデータにアクセスし、他地域と比較するなどの利活用ができるようになります。
また、BISMaLをプラットフォームとする鳥羽市独自のデータベースが構築されたことにより、今後のモニタリング結果の追加や情報修正が安定的に実施できる環境が整備されたことを意味します。

※1 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)のWebページ
※2 BISMaLのWebページ
※3 OBISのWebページ
データベース化による今後の期待
1.海の研究地域としてのブランディング(既存研究活動のプロモーション)
2.多様な研究主体が集まる地域づくり支援(地域内外の学術研究機関等とのマッチング)
3.世界に通用する海洋人材の育成(海洋教育の推進、国際交流等の外国とのつながりづくり)
4.豊かな海や取り巻く文化の保護と活用(海洋環境のモニタリング、海の食・文化の継承、海洋保護区の管理)
5.海を活かした持続可能な産業振興(水産物の高付加価値化、新しい観光の推進)
↓
“海のシリコンバレー”としての鳥羽市(伊勢志摩地域)のさらなる深化(価値の向上)
「誰もがキラめく 海のめぐみがつなぐ鳥羽」の実現
その他
令和6年9月開催 SPNHC-TDWG2024(沖縄国際大会)での発表
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2024年08月31日