チリの地震・津波

更新日:2022年07月07日

チリの地震・津波の詳細と被害
発生年月日 災害種別(要因) 概況 鳥羽の主な被害
1960年
昭和35年5月24日
地震津波 南米チリ沖に発生した地震(マグニチュード8.5)による津波が、伊勢湾南部から熊野灘の沿岸にかけてに襲来。波高2~3メートルに達し、広範な地域に大きな被害が出た。
津波によると波高は鳥羽で1.64メートル、今浦2.5メートル、石鏡1.7メートル、答志2.5メートルで、第3波および第5波が大きかった。
鳥羽沿岸への津波の到着時刻は、第1波が3時53分、第2波4時50分、第3波5時59分、第4波7時26分、第5波8時48分。

鳥羽ではとくに水産関係の被害が大きく、真珠、カキ、のりなどの養殖施設は壊滅的打撃を受けた。そのほか、農堤が各所で寸断。長いところは100メートルにわたって決壊し、海水が流入。植えつけが終わったばかりの早期栽培の水稲が被害を受けたが、幸い人的被害はなかった。

鳥羽市史下巻資料(1.気象と災害)より引用

鳥羽市の被害状況

建物と人の被害

チリ津波における建物と人の被害
被害の種類 被害数
罹災戸数 525戸
罹災者数 2625人
床上浸水 92戸
床下浸水 420戸
非住居 13戸

田畑の被害

チリ津波における田畑の被害
被害の種類 被害数
田流失埋没 4反
冠水 610反
畑流失埋没 0反
冠水 27反

水産関係の被害

チリ津波における水産関係の被害
被害の種類 被害数
漁船(動力) 3隻
真珠イカダ流失 558台
イカダ破損 147台
かきイカダ流失 682台
簡易垂下式 若干

被害金額

チリ津波における被害金額
被害を受けた対象 被害金額
一般 0円
農産関係 7,040,000円
水産関係 211,272,000円
公共施設 0円
農水施設 7,100,000円
その他の施設(海底ケーブル) 0円
総計 225,412,000円

この他『鳥羽市十年のあゆみ』には、「のり網300組、つぼ網35張」、農水施設は「農林水産施設堤防12件、樋門3件」、その他の施設の海底ケーブルは「坂手〜菅島海底電信ケーブル切断」との記載がある。

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