地価が下がっているのに土地の税額が上がるのは

更新日:2022年03月31日

地価の下落により土地の評価額が下がっているのに、税額が上がるのはどうしてですか

地価が上昇傾向にあった時期は、評価額も同様に上昇しました。しかし、税額も評価額に合わせ上昇させると、納税者にかなりの負担がかかることが予想されました。そこで税額のもととなる課税標準額を段階的に評価額に近づけていくこと、すなわち税額を段階的に上昇させていく措置をとりました。いまだ課税標準額が評価額に追いついていない状況にあり、最近の地価の下落によっても税額が上がることがあるのはそのためです。

下図は評価額と課税標準額との関係を表したものです。

評価額と課税標準額のグラフ
  • 平成3年頃までは地価の上昇傾向にあり、地価の上昇をそのまま評価額に反映させると税負担が急増してしまいます。そこで、評価額が上昇しても税額は徐々に上昇させる措置を行っています。
  • 平成6年度より、土地の評価を全国的に地価公示価格の7割を目途に行うことになりました。それまで評価水準が市町村ごとにばらばらだったため、各土地の評価額の上昇割合にもばらつきが生じることになりました。そのため評価額が急増した地域は課税標準額との間に大きな差が生まれる結果となったのです。

平成9年度以降は地価の下落に伴い毎年評価の修正を行えるようになり、評価額は下がっていますが、平成6年度に評価額が急増したため現在においても課税標準額が評価額に比べ低い位置にある土地は税額が上がることになります。

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