有機フッ素化合物について

更新日:2023年12月28日

PFAS(PFOS・PFOA)とは

PFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)とは、炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物である有機フッ素化合物の総称です。PFASの代表的なものとしては、毒性が懸念されているPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ぺルフルオロオクタン酸)があります。

PFOS及びPFOAは、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきました。

一方で、化学的に極めて安定しているため環境中で分解されにくく、水溶性・不揮発性のため、環境中に放出された場合は水系に移行しやすいという特徴があります。また、生体内に蓄積しやすいという懸念から、近年では有害性や免疫阻害性が問題視されています。

PFASの参考図

 

環境省は令和2年5月28日、PFOSとPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目※1に位置づけ、公共用水域及び地下水における指針値(暫定)を1リットルあたり50ナノグラム※2(50ng/L、PFOSとPFOAの合計値)に定めています。

 

※1 人の健康の保護に関する要監視項目:「人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、引き続き知見の集積に努めるべきもの」として、平成5年3月に設定されたものです。現在、公共用水域では27項目、地下水では25項目が設定されています。

※2 ナノグラム(ng)は10億分の1グラムを示す単位

検査結果

鳥羽市の水源地における有機フッ素化合物の水質検査結果についてお知らせします。また、令和2年度から毎年6月に検査を実施しており、鳥羽市の水源地は水質基準内で安心して水道水をご利用いただけます。なお、検査結果の詳細は下記をご覧ください。

 

 

三重県の多気浄水場についても水質基準内です。検査結果の詳細は下記をご覧ください。