令和4年12月定例記者会見

更新日:2023年01月19日

市長定例記者会見 画像

定例記者会見資料を掲載いたします。

令和4年12月定例記者会見日時:令和4年12月22日(木曜日)

1.ゼロカーボンシティ宣言について

記者からの質問・回答

質問:洋上風力やブルーカーボンという言葉があったが、今後、特に力を入れていきたい取り組みは何か。

市長:力を入れていきたい取り組みとしましては、行政だけでなく、市民や他の団体等と情報をしっかりと共有化して、オープンな共有化をして議論を進めていきたいと考えています。

質問:海に関することや洋上風力、ブルーカーボンは研究を進めていくということか。

市長:はい。その是非についても検討をしていきます。

質問:観光都市の鳥羽市ですので、市外から来られる方も多いと思いますが、市民の方も含めて、どのようにPRをされているのか教えて欲しい。

市長:主産業である観光や水産にとっては、マイナスにならないような配慮が必要だと思っていますので、そういったものがどこまで、0か100ではないと思っていますので、バランスも考えないといけないと思いますし、市内だけでない外からの評価も検討していく必要があると思っています。

質問:洋上風力については一見知事も意欲を示していると思いますが、県との連携はどのように考えているのか。

市長:洋上風力については、方式や場所が持っているポテンシャルも異なるため、総合的に判断して、また、どの事業者がするのかというのも大きいと思いますので、県とはしっかりと連携をとって一緒にやっていかなければならないと思っています。

質問:ゼロカーボンシティ達成に向けての意気込みをお願いします。

回答:宣言をしたのでしっかりと日頃から言っている海のシリコンバレーやSDGSの取り組みに関しても全て矛盾が無いように、市民の皆さんと一緒に取組んでいきたいと思います。

 

 

2.「ICT技術を活用した離島のサービス付き高齢者向け住宅化構想」について

記者からの質問・回答

質問:離島の家にロボットを設置してそれを通じてオンライン等をするということで良いのか。

市長:そうです。

質問:何軒くらいの家に設置したのか。いつから始まったのか。

質問:オンライン診療に繋がるのか。

回答:オンライン診療については、連携というところはありますが、こちらを通じた服薬指導をすることも想定しています。

質問:話しかければ診療所に繋がるということか。

回答:ロボットの通信の先にはセコムさんが有人でいます。そちらから声掛けをしています。高齢者と対面する中で困っていることなどをセコムさんが聞いていただいて、それが必要であれば、神島であれば集落支援員さんに情報が集まって、集落支援員さんの方から診療所の先生に相談があるようであることを伝えてもらい、薬のことであれば服薬指導をしてもらいます。

質問:ロボットを置く対象者はどのような人なのか。

回答:見守り支援が必要であると医師が判断した人で、一人暮らしや困り事がありそうな方を選んでいただいて、その方に対して医師がロボットを置いて実証実験をしようと決めてもらっています。

質問:設置予定台数は何台なのか。

回答:神島で7台。他の各離島に1台ずつ設置します。

質問:事業の開始予定はいつなのか。

回答:12月1日からです。

質問:実証実験の期間はどのくらいなのか。

回答:11月から2月まで実証調査をさせてもらい、3月に取りまとめを行います。

質問:今回の調査を将来、実用的に取り組む考えはありますか。

市長:調査結果と費用負担も考えながら検討したい。

質問:できることなら恒常的に設置しておきたいか。

市長:技術自体がどんどん変わっていくので、おそらく年単位で新しいものがどんどん付加されていくと思うので、無くてはならないものになるかもしれませんし、安価になれば続けて数を増やして設置しようかとなるかわかりませんので、その時にならなければわかりません。地域の中で見守りができなくなってきたということの代替えということでもありますので、これから状況としては厳しくなっていく一方だと思います。

質問:設置者に希望を取っているのか。

回答:医師に選定してもらい、その方に市から実証調査の説明をさせてもらい設置をさせてもらっています。

3.2022年 鳥羽市の10大ニュースについて

記者からの質問・回答

質問:一年を振り返ってのまとめの一言と特に印象に残っていることを一つ選ぶと何か。
市長:海のシリコンバレーが鳥羽全体を考える中でとても印象に残っています。ここに上げていませんがSDGSまなブックやゼロカーボンシティなど全てのものが少しずつ海のシリコンバレーに関わっていると思うので、海のシリコンバレーが印象に残っています。今年の漢字一文字を用意していますので説明をさせてもらいます。「兆」です。コロナがまだ終息していませんが、良い方に向かっているということで、全国旅行支援等で鳥羽市へのお客さんも戻りつつあるということと海のシリコンバレーでの動きがあるということと、今回の10大ニュースの中でもほぼ明るいニュースが多かったので、数年前から蒔いてきたものが芽吹いてきたかなと思ったので、「兆」を選ばさせてもらいました。来年からはこの兆にてへんを付けて「挑」だと思っています。ゼロカーボンもチャレンジという言葉を使っていますし、フランスや観光の面でもこれからインバウンドあるいはクルーズ船など、前にあった元気さに新たに挑んでいかなければならないと考えています。
質問:兆は明るい光が見えてきたということでよろしいか。
市長:はい。
質問:ゼロカーボンシティの取り組みは県内で17番目であるが、海に関することを入れているのは初めてということでよろしいか。
市長:そう思います。
回答:確認はしていませんが、具体性のある内容を入れているところは少ない中で、具体性のあることを入れているのが今回の特徴だと思います。
質問:初めてということでよろしいか。
市長:あっても漁業という言葉くらいだと思います。
回答:南伊勢町はブルーカーボンという言葉を入れています。海に面している自治体は他にも入れているかもしれません。
質問:宣言された思いを改めて教えてください。
市長:鳥羽市は、市営定期船なども二酸化炭素を排出しているのも特徴的なところだと思いますし、ブルーカーボンで言うと海藻の養殖等も盛んなところでもありますし、冒頭でも言いました自然エネルギー的には優位なところだという調査も出ているので、全て良いことも悪いことも冷静に皆で話をすることが大事だと思います。水面下で議論をしているよりは、オープンに議論をする必要があるということで、考えている文言を記載させてもらいましたので市民や他の団体さんとも議論をしていければと思います。

 

4.その他

記者からの質問・回答

質問:先日、国へ行かれて答志島の架橋を要望されていましたが、どのような時間軸で働きかけをしていきたいと考えていますか。
市長:答志島架橋については、これまでも伊勢湾架橋のころから延々と議論をしてきましたが伊勢湾架橋が難しいということになって、それから少し離島の皆さんも諦めムード的なものがありましたが、この少子高齢化の中で島の人たちの命を守るということで、コロナ禍のこともあって、それが非常に逼迫してきている思いを伝えたいということで、先日、国へ行って要望をしてきたところです。特に、一つの節目としては、離島振興法が改正され県の責務のようなものが、はっきりと書かれてきたことによって、これを一つの節目として市としては、島の皆さんと一緒に架橋の実現に向けて動き始めたというところです。
質問:全国各地で保育施設での虐待があったことから、全国調査があると聞いたが、鳥羽市では虐待の案件はあるのか。
市長:ありません。

 

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書係
〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽三丁目1番1号
電話番号:0599-25-1105
ファックス:0599-25-1233

メールフォームによるお問い合わせ