鳥羽市における二地域居住先導的プロジェクト実行計画
国土交通省では、全国的な人口減少・少子高齢化により地域の持続性が脅かされている中、二地域居住等の促進を通じて地方への人の流れを創出・拡大するため、二地域居住等における中長期的な課題の解決に向けた先導的な取組を支援し、その課題や効果・影響等を検証することにより、課題解決に資する対策や取組の実装を図ることを目的として「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」を実施しています。
鳥羽市では、民間企業とコンソーシアムを組成して二地域居住先導的プロジェクト実装事業に応募し、採択されました。
国土交通省「令和7年度二地域居住先導的プロジェクト実装事業」
鳥羽市二地域居住先導的プロジェクト実施計画
事業名
教育・仕事を軸とした二地域居住推進モデル事業
概要
離島地域における既存の離島留学(1年間)に加え、長期休暇や週末など短期的な子育て世帯の留学実証、また空き家活用による滞在中のリモートワークやオンラインスポットワークの利用環境整備を行い、リピーター化による二地域居住の可能性を検証する。
目的
増える空き家を活用し、移住者や二地域居住者の住居確保や働く環境を整備することで、二地域居住の促進を図る。
課題
- 人口減少・少子高齢化による空き家の増加しているが、活用できる空き家の調整が進まない
- 地域と関わる仕事・人との接点の不足
- 宿泊施設・飲食店等の廃業
事業内容
◆空き家の調査とインナープロモーション
空き家問題のどの地域にどういった空き家があるのかを調査し、放置するとどういった問題が発生するか、活用をすることで得られる効果を住民に説明する。また、どういった活用が出来るのかを紹介し、実際に地域の方が求めているものの聞き取りを行う。モデル物件の整備に向けて所有者との調整などを行い、活用事例を作成する。
◆離島地域での職業のリスト化・多様化
観光業や漁業など、離島地域の職業を人手不足になる時期や時間帯をとりまとめ、二地域居住の方とマッチングできる環境を整備する。また、リモートワークの環境を整備し、テレワークやオンラインのスポットワークの情報をまとめ、職業の選択肢を増やす。
◆長期休暇や週末の短期留学の受入れ検証
小中学生を対象に、誘惑の少ない離島で長期休暇の宿題や試験対策を短期滞在して行い、親はスポットワークを行うモデルプランの作成を行う。学習講師は現役大学生とし、二地域居住のコンテンツとしての魅力化を図る。





更新日:2025年11月20日