カヤモノリ

更新日:2023年10月16日

学名

Scytosiphon lomentaria(スキトシフォン ロメンタリア)

漢字名

萱藻苔

生息域

浅い岩の上

豆知識

春の間だけ岩場の上に姿を現す。雌雄異株(オスとメスが別々の株)だが、外見で見分けることはできない。世界中に広く分布する。細い管状の体はところどころくびれる。ハバノリのように春先の珍味としてご飯などに振りかけ食べられるが、鳥羽では生長しきる前の若く細い個体を好んで収穫する。また、ケノリ、フクゾ、モーコナゴ、ダンダラ、エゲソと同じ鳥羽でも地域により呼び名が違う。最も通用する呼び名はケノリであるが、岩に生えた見た目が頭髪のようであるため「毛海苔」なのであろう。志摩市などではムギワラとも呼ぶ。この地方では非常に好まれる本種であるが、ほとんど流通していない。

採取したカヤモノリの写真
浅瀬の岩の上に群生するカヤモノリの写真

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